モダンの禁止改定でなにやら世間が騒がしいが、そんなん知ったこっちゃあない。
遂にモダンで一生を捧げるに相応しいデッキに辿りついた・・・


昨年末に人気コラム「Re Constructed」で公開されて以来、その筋の人の心を捉えて離さないモダン版緑単信心。コラムで紹介された《起源の波/Genesis Wave(SOM)》版はあまり普及せず、《原初の命令/Primal Command(LRW)》と《歯と爪/Tooth and Nail(MRD)》が入ったバージョンがデイリーとトナプラを荒らしていた(誇張)
かく言う自分もコラムを読んですぐさまこいつを組み究極のTinker戦略を楽しんでいたのだが、年明けぐらいから、怪しげなトロンに遭遇する。オーソドックスな赤緑ではなく、昔懐かしい青単でもなく、適当に並べたアーティファクトを《蔵の開放/Open the Vaults(M10)》で回すそのデッキを目にして、いても立ってもいられず、happymtgのデッキ検索へ。

んでローグデッキのなかでかろうじて見つけたレシピは、《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》禁止という悲劇によって駆逐されてしまったサニーサイドアップそのものだった。

というわけで、早速コピーして使ってみると、実に良い。マナエンジンに《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks(5DN)》を使用しており、以前アーティファクトランドが使えたエクテンでのベビーシッターとのハイブリッドデッキのような回しやすさ。
そもそもサニーサイドアップがプロツアーを制した原動力は、《信仰の見返り/Faith’s Reward(M13)》追加により回収系スペルに頼らずサンライズを水増しできたのが大きいが、鉄工所によってマナ基盤を強化しているため蔵の開放が問題なく撃てる様になり、コンボが非常に安定する。
こうなると、もはや鉄工所を叩きつけて4キルするだけの機械であり、トロンが揃うと3キルも普通に起こり得る化け物コンボとして環境を支配してしまうだろう。やばいなー今回の禁止は免れたけどまたトーナメント運営だかで禁止されちゃうなー。

というのはさておき、実際はハンデス・カウンターにすこぶる弱く、色々調整して今はこんな感じに。

3《森/Forest》
4《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》
4《ウルザの塔/Urza’s Tower(CHR)》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant(CHR)》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine(CHR)》

4《信仰の見返り/Faith’s Reward(M13)》
2《蔵の開放/Open the Vaults(M10)》
3《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》
4《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》
4《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》
4《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》
1《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble(5DN)》
1《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb(MRD)》
4《他所のフラスコ/Elsewhere Flask(SHM)》
4《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
4《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
1《精神石/Mind Stone(10E)》
4《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks(5DN)》
1《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》

サイドには《防御の光網/Defense Grid(8ED)》や置物対策を。


コンボに関係無い要素は極力排除したかったが、どうせ必ずサイドインするためのスロットが必要なので、メインからハンデスかカウンターどちらかを対策することに。一時は活性を抜いて力戦と光網両方いれてたが、さすがに無理があった。

元にしたレシピは苦悩火でフィニッシュしていたが、ここでは伝統と実績のスペルボムで。勝ち手段の存在意義を問うた衝撃の問題作「みのむしぶらりんしゃん」フリークの自分としては、コンボの動きを阻害せず、むしろコンボパーツとして振舞いつつ最後には赤マナで一転攻勢に出るこいつ以外には考えられない(実際1マナアーティファクトはマナ増やせるんで有用)。

《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》を使わないこのタイプでは、ライブラリーを引ききってから無限マナは出せても、色マナを出すには星かプリズムを使わなければならない。そのため、最終的にはキャントリップをどんどんスタックに積みながら、スペルボムのループを全てインスタントタイミングで行う必要があり、ガラクタとスペルボムはあらかじめ場に出しておく必要あり。
MOでは最早ラグとの戦いであり、ガラクタで間違ってスペルボムを戻すと死んだり、OKを一回多く押してドローした瞬間死んだりするので注意。MOだとコンボスタートから5、6分くらいかかるけど、幽霊街以外ではシャッフルが発生しないので紙ならもうちょい早く回せるか。
よし、これで禁止にならないな。




《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman(RTR)》禁止でジャンドが減ったら、《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》やら《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》やらとの遭遇頻度も下がるかな。
と思ったけど、《苦花/Bitterblossom(MOR)》復活で熱狂的なフェアリーマニア達が跳梁跋扈したら、ハンデスとカウンターが飛び交って今より地獄を見ることになるんだろうか・・・。

みんなナカティルでアグロデッキ使おうぜ

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