来たるべき対話

友人の学会が終わるのを待って、一週間遅れで00劇場版を見てきた。

・・・ポカーン。

とりあえず、モビルスーツがぎゅんぎゅん動きまくってたので絵的には満足。早すぎてよく見えなかったので、ブルーレイを買ってもういっかい見直そう。

お話しの方が、ちょっと残念。
考察とか色々出てくるだろうからそれを待つとして、最初は二期でも言及されてた「幼年期の終わり」のオマージュかと思った。一応幼年期を読んでたので、序盤の展開でそれを想起させるシーンを見ておおってなったけど、実は全然違ったっぽいｗ
見たまんまを言えば、往年のスーパー系とかに良よくある話かも。

今回、敵がずっと宇宙怪獣みたいな形で、モビルスーツ同士の戦闘シーンが終盤まで無いので、それはちょっと残念だったかも。でも2時間の中で各機体に見せ場が用意されてるので、まとまってはいたかも。
今までと雰囲気が違いすぎるが、とにかく謎が多すぎてそれを解き明かしていくシナリオなので、最後まで飽きずに見られるってのはある。問題はそのオチが微妙ってことなんだけどｗ



以下盛大にネタバレ。



序盤はいきなり激しい戦闘シーンから。アロウズがいたり、アレハンドロもどきが出てきたりして、なんかおかしい。艦船は相変わらずCGで萎えるんだけど、モビルスーツの格闘戦は嘘パース前回でぎゅいんぎゅいん動く！
そしてティエリア？っぽい奴が撃ちだした光球が敵機を捕縛する！
「動けない！！」と叫ぶ敵に、合体攻撃のライザーソード！！
・・・なにこの必殺技バンク？ｗ
とういうわけで、予定調和的に劇中劇ってオチでした。なんかアロウズとソレスタの戦いが映画化されたって設定らしい。刹那が劇画だったからおかしいと思ったよ。これはダブルオーにおいては貴重なギャグシーン？

さぁ、オープニングの始まり。ウーバーｸﾙｰ？と期待したのに、なんか声が・・・
ってバックボーンきたあああｗ
すっかり存在を忘れてたけど、一期でぶっ飛んでダサイED歌ってたねｗ

序盤で新キャラのシャーマンがいきなり戦闘。モビルアーマーっぽい機体で、地球に突入するコースの木星調査船を攻撃。もうファングのバーゲンセールだった。そしてこの専門的なことはよく分からないけど、ハリケーンとかサイクロンを下から見上げるアングルだとフロントカウルがめっちゃドアップで見えるあのタイプの映像というか(なんのこっちゃｗ)、このCGだとなぜかやられない気がする歪んだ？表現で迫力ある二枚板のレールキャノン。これは大満足。
でもこのシャーマンさん、中盤でちょっと最前線で戦闘して退場したあと、ラストまで出てきませんでした。っていうか空気でした。種系の西川みたいなポジｗ

なんか金属生命体が地球に侵入して、機械の暴走を引き起こす。これをてっきり、幼年期における進化した人類=イノベイターのサイコキネシス的ななにかの暴発かなーと深読みしてニヤニヤしてたんだけど、そんなことは全くなく、単にこの金属=エルスによる影響らしいです。死紋十字斑状態のトラックに襲われたマリーとハレルヤの生身のアクションシーンはちょっと面白かった。これぞ映画。エンタメ。

金属がリボンズの姿になってルイスに近づいてきたり。でもこれは完全にミスリードだったｗ
ただの偶然だったからね。

そうそう、ヴェーダが人類共有の財産になってて、その生体端末としてのイノベイドが大量生産されてた。置鮎がいっぱい出てきて吹きそうにｗ

エルスが艦隊やらモビルスーツやらと接触するとどうしても戦闘になってしまう。しかもミサイルとかモビルスーツを取り込むので面倒。今回の戦闘は被弾が許されなくて、結構緊張感があった。でも敵の動きがワンパというか、ちっちゃい宇宙怪獣みたいなのがひたすら追いかけてくるのを、ストパンのエイラーニャの如くシューティングゲームみたいにまとめて撃ち落すだけの簡単な作業でした。
これが最後まで続くので、モビルスーツ同士の戦闘はかなり少なかった。

定番の、旧作機体の応急処置版が今回も登場。太陽炉の代わりに粒子タンクを積んだダブルオーライザーだそうな。でもろくに戦う間もなく精神攻撃で退場。ちょっと残念。次世代機と比べると性能差が顕著で追い込まれるみたいな展開希望だったのに、敵がそもそもまともじゃなかったｗ

そんなこんなで、GN粒子はいつのまにか意思伝達をする便利物質としての利用方法が確立されてるみたいで、その効果を最大限に引き出すための機体がダブルオークアンタらしい。しかし刹那が中盤でダウンしちゃって、クアンタがなかなか出てこないｗ

そういやフェルトっていつの間にあんな露骨な刹那フラグ立ててたっけ？ｗ
二期の刹那は単独行動多かった気がして、あんま思いだせん。

グラハムは良い人になってまたフラッグファイターやってたけど、それってあいでんてぃてぃが無ｒｙ
ミーナはなぜビリーとくっついた。今回は完全な説明役。あんましいる意味が・・・。


エルスが完全に宇宙怪獣状態で、大艦隊規模で地球に接近。
これをマネキン率いる艦隊が迎撃に出て最終決戦。

コーラはどんなに追い込まれようと安心して見てられる。

エルスが取り込んだものに姿を変えるようになって、ジンクスや戦艦の形の敵が出現し、ようやくモビルスーツ同士の戦闘に。この変はすごい規模の乱戦状態で、ブルーレイかって見直したい。ハルートとか何したかよくわからんかった。
ロックオンは乱れ撃つぜとか言い出したし。
トランザムしたフラッグが真ゲッターみたいな動きしてて吹いた。

いよいよ出てくるクアンタだけど、刹那がエルスとの対話を目的にしてたので、積極的に攻撃することは無く、せっかくの新主役機なのに全然活躍しない。いっぱいついてるファングはひたすらIフィールドっぽく使ってたしね。最後に誘導砲身っぽくライザーソード出してたけど。

ティエリアがイノセンスにおける素子状態になってて、クアンタのコクピットに手乗りティエが出現。あれはちょっとシュールすぎるｗ

んで刹那はエルスの中に突っ込んで対話とやらを敢行するんだけど、ここからが正直微妙。変に言葉にしなかったのは好印象だけど、やってることがまんまエウレカ。
スパロボによくある、母星を失った種族が地球に来てみたんだけど、コンタクトが上手くいかないってやつ。エルスは侵略とかが目的じゃなくて、単に人類との接し方が分からなかったってだけらしい。
・・・それただの抗体コーラリアンじゃねーかｗ
ようやく対話したと思ったらいきなりスタッフロール。めっちゃ尻切れトンボな終わり方。しかも二期ラストのタイマンに水を差したマリナが、今回もヤマ場に介入。ラストもばばあになったマリナと刹那で閉めとか誰得。

最後の刹那がどういう状態だったかってちゃんと考えれば、ラストシーンの意味も分かりそうだけど、それにしても最後が淡白すぎて残念。


そんなわけで、話の方は正直微妙。でもTVシリーズの時から、紛争根絶の方法論とかには全然期待しないでキャラアニメとして見てたので、今回もまぁ気にしなければ気にならない。メカの描写はかなり好みだしね。


解説が欲しかったけど、パンフが売り切れてた。残念。


ハレルヤ「偽善だ！」
アレルヤ「それでも善だ！」
は名言だと思う。


あと川井節はやっぱりド安定。
今回も♪ドコドコドコドコデン！デデン！！のあの曲があったしね。


っつうわけで、ロボゲ熱がアップ。
4の実況は恥ずかしい機体でいけないけど、無法地帯のfAなら、脳内妄想垂れ流しの邪気眼機でいけるか。