破を見てきたので上機嫌で日記を書こうと思い、風呂から上がってきたら、天井隅に空間転移して現れた敵増援。

禍々しいシルエット。黒光りするボディ。
あれはまさしくゴk・・・アストラナガン!!

というわけで一時間くらい死闘を演じる。
だから引き四脚は苦手だっつってんだろ。


2009年初遭遇。今年はベルグバウを見かけなくて調子良いなあと思ってたら、ご覧の有様だよ。
しかも関東に越してきて四年になるが、今まで見た中で一番デカイ。これはもうディスアストラナガンクラス。地形適正オールAは言うに及ばず、うっかりすると移動タイプ空すら持っている可能性があった。

だがこちらもこの半年間、何もせず手をこまねいていたわけではない。昨年の10月、やつらの活動が終わりを迎えるシーズンに出現したベルグバウに対し、逃亡を許すという失態を犯した我が家では、マップ兵器バルサンを使用した後、Gジェットを配備した。
今まではバドのラケットに何重も袋を被せたものや、使い終わって廃棄処分を待つ折りたたみ傘などを仮設近接兵装として運用していたのだが、奴らの運動性能は確実に念動力レベル9のリュウセイが乗ったR-ウィング並み(集中込み)。粗製な俺の格闘能力では、いずれ限界が来ることは明白だった。

そんなわけで、遂にスプレー缶を開封。有効射程まで接近する。すると奴も移動を開始。冷蔵庫直上という死角の多いエリアから、デスク上に侵攻してきた。このままでは、モデム上に突っ立つダブルオーフィギュアがあぶない。
劇場版パトレイバー3の平田広明の声で「刹那さん急いで!や↑つがう↑え→にき↑たッ!!」

俺が 邪気眼歪曲の魔眼を持っていなくて良かった。もし持っていたら、今頃防衛行動で発動したねじれにより、奴の四散した肉片を処理するハメになっていただろう。 そしてヤンキーにボコられる。

意を決して攻撃開始・・・しようとした瞬間、奴は己の身を虚空に踊らせた(←ラノベ的表現)。
俺は2フレームでスプレー噴射。結果、アストラは翼を開くまもなく地表に落下。だが、動きが鈍りはしたものの、奴はまだ活動を続けようとする。すかさず起き攻めを仕掛け、一気に勝負を決めに行くも、机脇のワゴン下に逃げ込まれてしまう。構うことなくピロティ上の空間めがけて噴射。スプレー缶には、「一撃必殺!逃げ回る隙を与えない!!」的な事が書かれてあるのに、なかなか仕留められない。

数秒間断続的に噴射し、しばらくしてワゴン下を覗くと、奴は仰向けに倒れていた。だが、ベルグバウ処理は、往々にしてここからが長い。

俺は奴らに触れるのも嫌だが、見るだけでも相当堪える。地元で暮らしてた18年間、奴らとは相まみえることなく育った。俺だって男だ。昔は虫取り少年だったし、リアルムシキングしてたし、登山すればホーネットマンとディープキスだってした。蜘蛛の巣は顔面ダイブするものだろうjk。
けど、奴らだけは別だ。未だにランカーAC名「ヨロイモグラ」を検索した際のトラウマは消えないし、目標を肉眼で捕捉するのすら苦痛を伴う。
友人二人ほどにメールしてたが、同じマンションに住んでる奴からは応答が無い。徹夜実験だろうから仕方ないか。だがもう一人は原チャがパンクして移動不能。くそ、使えない。せっかくマリのおっぱいデカイという共通見解について議論を繰り広げようとしたのに。明日泊まるじゃおせーんだよ。

ベルグバウの死体処理で何が嫌かって、動かなくなったから引っ掴もうとすると、急に再起動するのが厄介。もうホワグリ撃破ハード並に。HP回復(大)と、更に底力、いやガッツを持ってやがる。
だから、一次的接触どころか二次すら勘弁して欲しい。そういやカヲル君の言う「一次的接触」って、タチコマの「物理的身体」と同じくらい、定義が分かりそうで分からないと思うんだ。
割り箸は過去に気絶したベルグバウを挟んだ瞬間、足をばたつかせるという大惨事スーパーロボット対戦にハッテンしたので、できれば避けたい。
何か無いかと探していたが、ティッシュの空き箱を簡易シャベルにすることを思いつき、ビニール袋への隔離収容を試みる。

ここからが最も辛い5分間。まずは作業空間を確保するため、スプレーを構えながらワゴンを脇にどける。犯人を取り押さえる警官ってこんな気分なのか。
そしてディスアストラナガンとご対面。微動だにしない。
いよいよ作業開始。空き箱シャベルは、すくい上げるのが難しい。実際、奴と最も接近するのがこのタイミング。情けないセリフをひたすらぼやく。ホラーゲームの実況ではなく、むしろ登場人物のセリフに使えそうなぐらい。いつもボイチャで奇声発してるけど、これはさすがに隣人が通報しても仕方ないね。ブレアウィッチプロジェクト撮影する時ってこんな感じなんじゃないかな。今なら、最後の方にあった、ドアップ懺悔もできる気がする。
一作目だけ見たけど、夜のテントでパニックになるのはマジトラウマ。2は見てないけど、あらすじ見た感じだと、かまいたち2みたいな流れかな。

そんなこんなで悪戦苦闘し、無事追放に成功最後は結局箸でつままざるを得なかった。ゴミ収集のおっちゃんすまん、ディスアストラナガンの死骸と割り箸の入った袋を見かけたら、遠慮無く溶鉱炉にぶち込んでおいてくれ。

だが、本当の恐怖はこれから。ベルグバウを退治できても、その後しばらくは、深刻なPTSDに悩まされる。視界に入る、ホコリなどの黒くて小さな物体が、ベルグバウに見えてしまうのだ。
これはもう、自前の肺で楽園を見に行かなければ。魔法使いになる前に個別の十一人になるって。


もういやだ、奴らに怯えて生きていくのは。博士課程も真面目に考え始めてて、あと四年ここに住もうかと思ったが、東北に、青森に帰りたいorz

まぁ、スプレーの有効性は証明されたけどね。

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