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2007年3月6日 読書
ホラー映画とかは無駄にビビるのでこうして小説を読むわけですが、それでも幽霊・呪い系は駄目です。
本屋で偶然この本を見つけた時、あらすじを読む限りでは怖くない「着信アリ」みたいなものかと思いました。
勿論、ホラー小説は怖いものみたさで読むわけですが、俺は恐怖の源がきちんと科学的に説明されてれば読後の恐怖もなんとかなります。故にパラサイトイヴはしっかり読めたし、かまいたちもミステリーだから大丈夫だったわけですが。
このアクセス、フタを開けてみると・・・。
以下ネタバレ注意。


結論から行くと、幽霊等のオカルトが入ってます。
しかし、描き方のせいで、怖くないというか。
端的に言うと、ゲットバッカーズ+攻殻機動隊って感じですかね。

ホラーではなく、ラノベ的な雰囲気になってます。無限城の設定がそのまま本書の世界観と重なります。
ホラー部分の種明かしが早すぎて、中盤以降の現実世界での描写が全く怖くなくなってしまい、ラストの展開が予測できてしまいました。
中身はオカルトですが、やってることはまんま攻殻のゴーストハックです。

まぁしかし、ラストは親子愛と友情によって、素直に感動できる話でした。俺が親子愛に弱いというのもありますが。

ビビるのは嫌だけど怖い話読みたいとか、映像は駄目だけど文章のグロはokとか、俺の嗜好もだいぶ歪んでますが、リアル鬼ごっこよりは満足できたかもしれません。

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